KISO SYZUKI アコギについて2

 KISO SUZUKIアコースティックギターW150 こいつは、とんでもない代物かもしれない。
と勝手に思い始めました。
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ハードオフでジャンク品として○○○円と、タバコが帰る値段で買いこんでしまった。と思っていたけれども。
だ!
 自分なりに、直し直し何とか弾けるようになればいいかな~程度に適当に修理したつもりだったが・・・・。
 
この前書き忘れましたが、ブリッジは浮いているし、半分剥がれていました。
これを剥がす作業と、ブリッジが乗っかっているトップ部分が盛り上がって相当ダメージがありました。
 
わたしもアコースティックギターのブリッジを剥がすなんてことは生まれてこの方全く経験の無い未知数の作業。
どうやったらいいのか全くわからず、とりあえず、YOU YUBEという強い味方を参考にして作業。
 
どうも、水蒸気を当てながらスクレーパーでゴリゴリガシガシと少しずつ剥がすらしい。
 
元々○○○円のギター勉強のためと思って作業しているので、スクレーパー探したけれど見つからない。
適当な木材の薄い板(厚さ2mmm位)の木材で代用。
 
水蒸気を当てる道具がない。
そうだ!アイロンから水蒸気が出てるじゃないか!と
アイロンで代用。
 
ブリッジの上からアイロンを当てながら水蒸気フルマックスで当てながら、薄い板で下からゴシゴシ。
 
なかなか外れない。
元々、リア側が浮いているので、そこに板を突っ込んで無理やり、力任せに剥がした。
勢い余って、トップの合板まで突き刺してしまいました。
 
ブリッジが付いていた箇所も合板が凸凹に剥がれ、泣きそうになったけれど、気を取り直してブリッジ側の合板が剥がれた(幅10mm程度)をパズルの要領でタイトボンドでくっつけた。
 
やっぱり、かっこ悪いし、一部微妙な欠片が無く綺麗にはならない。
 
もう、こうなりゃヤケだ。
 
ブリッジが付いていた後、盛り上がっている合板トップ部分に直接アイロンで水蒸気を当てながら平らになれ~と無理やり押さえつけ、そのまま、押し入れの天井を利用して、ギターと天井に棒を当てながら(ボディトップに平らな板を置き、ツッカエ棒よろしく抑え込んだ。)後は祈るのみ。
(多分絵がないと分からないかもしれません。)
 
そのまま、1週間放置。
 
1週間後、ツッカエ棒を外してみたら何とま~「こんなもんじゃないかな・・・。」的なレベルになりました。
 
その後ブリッジを凸凹の箇所に上手く乗るようにしながらタイトボンドで接着。
これも押し入れを利用したツッカエ棒で放置。
 
1週間。
 
1週間後取り出してみたら、良い感じにくっついているし、トップは少し盛り上がっているけれど他のまともなアコギを見たらこんなもんだね。というレベルになりました。
 
ネックは例によって、適当にしかし、強度はバッチリ補強し、弦を張り直して弾いてみた。
 
最初は、ん~。といった感じだったけれど。
フレット処理を徹底的にやったことと、塗装も上手くいかない状態と、自分が何だか救ってあげた(というと語弊があるかな・・・・)的な感情も手伝って、段々良い音してくるから不思議だ。
 
ネットで色々KISO SUZUKIアコギについて調べていくうちに益々「これ良いね」になりました。
 
確かに、モーリスもヤマハも良いアコギではあるけれど、このSUZUKIギター何だかどこか違う。
 
ネットにも書いてあったけれど、元来バイオリンを作っていたメーカーらしくアコギにもその血脈が息づいているのかもしれませんね。
 
ギターを抱いた感触と、ネック(あくまでフレット処理を徹底的にした後)の木材、質感、触り心地、ネックの形状どれをとっても全て、わたしは良いと思ってしまいます。
しかも、音、この音が他のメーカーと引き比べてみて、やっぱり違います。
 
こればかりは、個人の好みだから何とも言えないけれど、良いの一言です。
 
あちこち適当に直して見栄えは悪いけれど、このギターは一生の宝物になりました。