経験

 長く生きて様々な経験をしてくると、私達が暮らしているこの社会世の様子が少しだけ解ってきたような気がする。
批判は承知で書きます。

この社会はある程度法律という仕組みの中で決まり事として、皆が生活しています。
赤信号は止まれ、というやつです。
単純な規則は何の疑いもなく皆が守り、社会が成り立っています。

しかし、これはあくまで表面上の決まりごとであり、世の中いくらでも、どうにでもなってしまうことが、あちこちにあることも事実です。
あくまで、人が決めた決まり事ですから・・・・。

それと、確実で変化のないものは何もない。ということです。
すべてが幻であり、これは永遠だ。決して変化しない。
と自分自身が勝手に思い込んでいるだけだということです。

すべてが砂の城だということです。

幻を懸命に維持しようとあがく毎日。
時間の経過とともに、少しずつ少しずつ変化し、消えていくことに必死で抵抗していますが、最後は飲み込まれてしまう。

仕事、地位、名誉、富、虚栄心、家族・・・・

よく、勘違いする人の多くは、昔私は~だった。
とか、以前、私は~をした。・・・とか。

だから、私は凄いんだ、尊敬しろ。
という人。

年齢を重ね、肉体は衰え、過去の栄光にしがみついたとしても・・・・。
どんな立派な家を建てたとしても、必ず朽ち果てていく。

全ては一時の事。
気にする必要はないんじゃないか。
ただただ、自然のままにいることが一番素直な生き方だと思えてきます。

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