今を生きる

今を生きるとは。
私達は、常に頭の中のおしゃべりを聞きながら日常生活を営んでいます。
過去のこと、未来のこと。
余計などうでもいいこと。
腹の立つこと。
様々な全くどうでも良いことを常に考えながら・・・。
だから、今のこの時だけに生きるということがとても難しい。

ただし、私の場合、ギターを弾いている時、木工作業をしているとき、鑿を研いでいるときは、それに集中しているんです。
他の事を考えている余裕はなくなってしまう。
夢中になっているんですね。
自分が楽しいことをしているときは、頭の中のおしゃべりから解放されている。
今を生きているんですね。
だから、やめられなくなるんです。

木工の場合
 コツコツと鑿で穴を刻み、鋸で木を切る。
正確性からいったら角鑿でほぞを掘り、電動鋸で切断するには到底及ばない。
でも、心を込めて使う人の気持ちになって各部材を接合していく。
同じものは二つとありません。
いや、同じものは作れないんです。
でも、世界中どこを探しても他にはない「もの」であることは間違いありません。

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