さくらんぼ狩りというイベント

 今日も朝から良い天気だった。
天気は良いが、なかなかお客が来ない。
農協の観光協会にお客の斡旋を依頼するために前日の午後申し込みに行っているが、そう簡単に観光協会から連絡は来ない。
 取り敢えず来園客がさくらんぼ狩りの後にさくらんぼのお土産を買ってくれるかもしれないと僅かな期待を込めて木の高い場所に生えているさくらんぼを捥ぐ。
風が時折吹く。
 葉を揺らしながら気持ち良い風が体と心を通過する。
何とも言えない心地良い風だ。
 本当は、さくらんぼが熟すタイミングで捥ぎ取り出荷すればいいのだが、日中必死で捥いで夜に箱詰めするという過酷な労働から解放されたくて、観光農園をすることになった。

脚立の一番上に登って支えが何もない空間に、自分の足の感覚だけを頼りに枝に実ったさくらんぼの粒を一つ一つ捥ぎ取る作業は決して嬉しいものではない。
 いつ脚立から転落してもおかしくない。
毎年脚立から転落して大怪我をする農家が実際にある。
 高齢者は、頭を強く打って亡くなってしまうこともある。

さくらんぼは、果物の宝石と言われる。
確かにあの色は、サンバースト色というか何とも言えない良い色を出している。
それと、さくらんぼは健康にも良いらしい。

さくらんぼ狩りの季節は短く1か月程度であるから、もしよろしければご来園いかがですか?
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