エレキギターの材について

ギターの材料(木材)について
もう、ずいぶん前のこと。
私は、ナビゲーター(82年式の黒いテレキャスターモデル)を83年に東京のある楽器店で新品で買った。
安売りで吊るしてあったもので、当時の私はナビゲーターというメーカーが何だか知らずに
これ良いな・・・。と直感で購入した。

当時、7万ちょっとで。

大学生になったばかりだった私は、取り敢えず良いギターが欲しかったから。
大学時代は音楽サークルに入り、大学の音楽スタジオでほぼ毎日バンド練習に明け暮れた。
当時の仲間も、私のギターを音が良いと褒めてくれていた。

当時の私にはそのギター1本のみあるだけで十分。
毎日毎日弾きまくっていた。
そのおかげで、卒業する頃はブリッジ等の金属部分は、錆が発生しボリュームとトーンがある平たい金属は
ピックのアップダウンによりえぐれていた。

その状態をまじまじと見た私は、よくま~プラスチックのピックでこんなに固い金属板がえぐれるもんだな・・・。
とびっくりしたのを覚えている。

このギター重い。
当然材は、アルダー。

エレキギターはアルダーが良い音がすると言われているけれど、やっぱりそうなのかな・・・・。
と思いつつ、

しかし、アルダーとかアッシュ、バスウッドはあくまで外国産の家具・建築用材として一般的な材であるなら、
日本の一般的な建築用材である「杉」はどうだろう?

と考えてしまう。
ただし、杉は針葉樹で柔らかく加工しやすく、節が少ない(枝打ち)から使いやすいのであって、エレキギターに使った場合、音の抜け等どうなんだろう?

誰か「杉」でエレキギター作った人いないかな?
とネットで調べると、やはりありました。

商品化しているみたい。

木目を誇るように塗られた塗装のギターを写真でみての感想は、今までギターとして見たことがない・・・。
ということ。

私も椅子等を杉を使って制作したことがあるから分かるけれど、やっぱり柔らかくて加工しやすいのはいいけれど、辺材は柔らか過ぎて逆に加工しにくかったことを思い出した。

しかし、乾燥の仕方である程度固くもなるから、使えないことはないだろうと・・・・。
まあ、需要と供給のバランスでしょう。

日本の杉材でつくったエレキギターがメジャーになるなら良いんじゃないでしょうか。

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