鏡

　鏡を見るのがあまり好きではなくなって随分経ちます。

若い頃は何とも思いませんでした。

日常の生活で外見をそれほど意識しなければ、私は自分の外見は若いままだと思い込んでいます。

これは、意識の問題であって、自身が若い気持ちでいればその通り外見も若いと思い込んでいるわけです。

この気持ちで毎日を過ごしているわけですから、他人から見た私と私が考える私にはギャップがでてくるわけです。

常に、自分は若く何も変わっていないと思い込んでいる所に、鏡が表れるとびっくりするわけです。

だから、認めたくない自分を現実的に見せられることで、好きではなくなってしまうわけです。

社会生活において、外見は相当な人を判断する基準になっています。

自分を認めることは、自分の外見を認め、それ相当の年齢にふさわしい立ち振る舞いをすることがどうしても必要になってくることなんでしょう。